三輪眞弘 on 『音楽芸術』
今日(2/24)の朝日新聞夕刊、作曲家の三輪眞弘さんの連載コラム「大好きだった」第4回は、なんと『音楽芸術』でした。
高校時代から1998年の休刊までの、この雑誌との愛憎なかばするつきあいが語られていますが、「専門誌がなくなるということはそのジャンル、そして時々の話題を共有するコミュニティーそのものが社会のなかから姿を消すこと」、「もう、このような敷居の高い雑誌から忍耐強く学ぶ新しい世代は存在し得ない」という認識には、激しく共感します。
そう、よくも悪くも、雑誌というものは「コミュニティ」そのものなんだと思います。そのなかで「井の中の蛙」となるひとびと、逆にそのコミュニティを憎み反発するひとびとを含む、目に見えないコミュニティ──それが「雑誌」というものの正体なのかもしれません。[genki]
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