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2006/09/30

ディズニーの見ていた「敵」/罠を見破れ──『マトリックス』3部作

【メモ】「blooming*sound*blog」に2004/07/21 12:32 PM投稿の「ディズニーの見ていた「敵」」および同日09:43 PM投稿の「罠を見破れ──『マトリックス』3部作」を、「映画つながり」ということで、2本まとめて再録します。ふだんあまり映画を観ないのですが、ときたまこうやって「映画漬け」になることがあります。今年は『宮廷女官チャングムの誓い』の後半25本近く、いっきに観たけど、さすがに目が溶けるかと思った……。[genki]

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2006/09/27

音楽の文章セミナー──プログラム・ノートから論文まで


◇久保田慶一[著]
 A5判・並製/160頁/装丁:久保和正
 定価1,995円(本体1,900円+税)/ISBN4-276-10150-6
 2006年9月 音楽之友社刊

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2006/09/25

編集(エディターシップ)が価値を生む。

 以下は大阪のいずみホールの会員誌『Jupiter』2006年10/11月号からの依頼で書いた文章です(当blogへの掲載にあたっては、いずみホールのご許可をいただきました)。「通算100号」を記念しての特集号ということで、片観音見開き3ページにわたって「音楽雑誌編集部レポート」が組まれており、拙稿はそのレポートに添えるかたちで掲載されています。「ネット時代のいま、音楽雑誌に求められる情報とは?」というお題でしたが、けっきょく「音楽は情報ではない」という持論を展開してしまいました(『Jupiter』編集長・森岡めぐみさんによるこの「編集部レポート」は、各雑誌のカラーがよく伝わる好企画。勉強になりました)。

 なお、当blog掲載にあたっては、校正時にスペースの関係で削除したもの(改行やちょっとしたフレーズ)を、若干復活させています。[genki]

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2006/09/23

デファクト・スタンダード

【メモ】
 「blooming*sound*blog」に2004/06/21 12:01 AM投稿の「デファクト・スタンダード」および2004/09/15 06:58 PM投稿の「悪貨は良貨を駆逐する」を、2つまとめて再録。どちらも「デファクト・スタンダード(事実上の標準)」というものについての違和感をつづったものです。

 でも、最近「マイクロソフト・ワード」のファイルのまま原稿を送ってくる人の率が減ってきたような……。気のせいかな。[genki]

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2006/09/20

フランス・バロックは語りの音楽──朝倉未来良フラウト・トラヴェルソ・リサイタル(2006/09/14)

◆朝倉未来良フラウト・トラヴェルソ・リサイタル「フランス・バロックのよろこび 小さな優しき歌」
 2006年9月14日(木)19:00 東京文化会館小ホール

◎曲目
 オトテール・ル・ロマン/プレリュード(フラウト・トラヴェルソ・ソロ)
 同/組曲ト短調作品5の1
 クープラン/神秘的なバリケード(チェンバロ・ソロ)
 デルブロワ/組曲ト長調
 ボワモルティエ/オブリガート・チェンバロとフラウト・トラヴェルソのためのソナタ ニ長調
 ルクレール/ソナタ ホ短調作品9の2
 デュフリ/三美神(チェンバロ・ソロ)
 ブラヴェ/ソナタ ニ短調作品2の2
 オトテール/小さな優しき歌──組曲ト長調作品2より
 [アンコール1]ブラヴェ/ロンドによるジグ(トラヴェルソ・ソロ)
 [アンコール2]ブラヴェ/(曲名聴きとれず)(トラヴェルソ・ソロ)
 [アンコール3]クープラン/恋のうぐいす

◎演奏
 朝倉未来良:フラウト・トラヴェルソ
 木村夫美:チェンバロ

 + + + + + + + + + +

 パリ在住の比較文化学者でバロック音楽演奏家の竹下節子さんにすすめていただいて、朝倉未来良氏の演奏会を聴きに上野へ。ぼくが編集担当した竹下さんの著書『バロック音楽はなぜ癒すのか』を、朝倉さんが読んで感動し、この演奏会のプログラム原稿を竹下さんに依頼された──という、本が結んだ縁。

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2006/09/18

白石和良の「闘う古楽&トラッド乱聴記」014──ラ・ヴォーチェ・オルフィカ+アントネッロ(2006/09/11)

22leaf◆ラ・ヴォーチェ・オルフィカ第22回公演
 ジョスカン・デ・プレ(c1440〜1521)/ミサ曲《フェラーラ公エルコーレ》
 2006年9月11日(月)19:00 東京カテドラル聖マリア大聖堂

◎曲目

 〈第1部〉1.サルヴェ・レジナ
      2.ジョスカンのファンタジー[器楽]
      3.さらば恋人よ[器楽+歌]
      4.ラ・ベルナルディーナ[器楽]
      5.ミゼレーレ
      6.ロワゼ・コンペール作曲:俺たちは聖バビュアン派の修道士[器楽]
      7.ピエール・ド・ラ・リュー作曲:私の心は[器楽+歌]
      8.アントワーヌ・ブリュメル作曲:愛の女神さま[器楽]
      9.森の木霊よ(オケデムの死を悼む挽歌)
 〈第2部〉10.王様万歳[器楽]
      11.ミサ曲《フェラーラ公エルコーレ》
  ※6、7、8以外はジョスカン・デ・プレ作曲。
   以上、基本的にプログラムの記述によるものです。

◎演奏
 指揮:濱田芳通
 演奏:アントネッロ
    ソプラノ:藤澤絵里香、バリトン:春日保人、
    コルネット:濱田芳通・細川大介、リコーダー:細岡ゆき・今井瑛里子、
    サクバット(古楽アンサンブル ブルーライノ):角田正大・角田実花・小林明、
    ヴィオラダ・ガンバ:石川かおり・なかやまはるみ、
    ルネッサンス・ハープ:西山まりえ
 合唱:ラ・ヴォーチェ・オルフィカ
    ソプラノ:今井瑛里子・北田美子・見臺香織・小暮容子・柴田幸子・鈴木はるみ・
         田宮菊恵・濱田真理・菱沼洋子・藤澤絵里香・松山真奈美
    アルト:岩舩佐智子・栗原佳江・小松婦佐子・コーネル久美子・佐藤いづみ・
        杉村泉・田頭則子・中谷仁美・細岡ゆき・曲渕美夏
    テノール:伊藤誠悟・大平紀之・鈴木克精・藤田幸介・細川大介
    バス:春日保人・小玉有三・前田知義・横尾優

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2006/09/16

神と悪魔について

「メモ」「blooming*sound*blog」に2004/09/13 11:25 PM投稿の「神は非法則性に宿る」と2004/09/14 01:25 PM投稿の「2人の悪魔」を、2本まとめて再録。思えばこの時期、最高に忙しかったし、最低に落ちこんでいたのですが、そんななかで感覚が異常にとぎすまされていたようです。[genki]

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2006/09/14

片山杜秀的日常〈005〉──2006年9月9日(土)

2006/09/09 土曜日

●今日の起床
8:00

●今日の購入CDその1(composer/title/label)
△herman van san/microstructure.etc/wandelweiser records
△alfred zimmerlin/quintett/wandelweiser records
△akos rozman/images of the dream and death/phono suecia
△david behrman/my dear siegfried/xirecords
△henri chopin/la peur and co/?records
△francis dhomont/frankenstein symphony/asphodel
△音のクロスロード〜タジクの音楽/キング
※新宿にて 12:50〜13:45

●今日の購入古書その1
△「音楽世界」1930年6月号(大中寅二「帝都復興祝歌批判」、菅原明朗「私の作品と私の日常生活」、箕作秋吉「大木正夫《交響無言詩》初演評」等掲載)
△同上 1930年8月号(齋藤秀雄の歌曲《かもめ啼く日》楽譜、伊藤昇「特務艦と軍楽兵」等掲載)
△大江志乃夫/近代日本とアジア/三省堂新書.1968
△吉野裕子/隠された神々/講談社現代新書.1975
※松本市中央二丁目にて 17:00〜17:50

●今日の劇場・コンサート
▼サイトウ・キネン・フェスティヴァル松本〜オーケストラ・コンサートB
 長野県松本文化会館
 開演19:00 終演21:30 
 ◎曲目
  武満徹/ディスタンス
  ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
  ショスタコーヴィチ/交響曲第5番
 ◎演奏
  指揮:小澤征爾
  ピアノ:内田光子
  管弦楽:サイトウ・キネン・オーケストラ
  笙:宮田まゆみ
  オーボエ:加瀬孝宏
 
●今日の購入CDその2(composer/title/label)
△千住明/「世紀末の詩」サントラ/東芝
△岩代太郎/「沙粧妙子 最後の事件」サントラ/ワーナー
△和田薫.佐橋俊彦/機神兵団 零/パイオニア
※松本市筑摩の某チェーン古書店にて 22:40〜23:45 

●今日の購入古書その2
△宮本百合子/道標 第1部〜第3部/新日本文庫.1976
△高木彬光/血どくろ組/春陽文庫.1988
△富田常雄/剣侠阿ノ一番(上)(下)/徳間文庫.1988
△山室静自選著作集第1巻/郷土出版社.1993
△同上 第10巻/郷土出版社.1993
△紀田順一郎/第三閲覧室/創元推理文庫.2003
△蘇る推理雑誌9「別冊宝石」傑作選/光文社文庫.2003
※松本市筑摩の某チェーン古書店にて 22:40〜23:45
 旅先の夜は近場に某チェーン古書店があれば訪ねる。23時か24時までやっている店が多いので、まことにありがたい。但し某チェーン店の立地はたいがい自家用車利用者向けだから、夜中に買い物を終えて店の表に出ても、旅行者としては足がなくて困るということがよくある。この晩もそうで、松本駅近くの宿にとりあえず徒歩で戻ってみようかと、近道のつもりで、暗いほうへ暗いほうへ曲がっていったら、そのうち方向感覚がなくなった。40分後、たまたま出くわしたバス停の名をみたら、某チェーン店よりも松本駅から遠ざかっていた。

●今日の到着古書
△近代劇大系15 露西亜篇3/近代劇大系刊行会.1924
△「中央公論」1940年夏季特大号(橘樸、細川嘉六、平野義太郎、尾崎秀実の座談会など)
△辻正二、不二波梧郎/教育新体制に即応せる少国民の常識読本/湯川弘文社.1941
△上田大助/禅の哲学/理想社.1943
△満鉄東亜経済調査局編/新亜細亜叢書3「南方民族運動」(大川周明序文)/大和書店.1943
△佐藤通次/学問の厳粛性/冨山房.1943
△菅原通済/放談夏座敷/鏡浦書房.1949
△堀内敬三編/毎日ライブラリー「音楽」/毎日新聞社.1951
△マイケル・セイヤーズ、ほか/反ソ秘密戦争/富士出版社.1953
△橋本徹馬/観音経講話/紫雲荘出版部.1956
△安藤良雄編/昭和政治経済史への証言(上) ※証言者-石橋湛山、高橋亀吉、荒木貞夫、ほか/毎日新聞社.1966
△安藤良雄編/同上 (中)※証言者-奥村喜和男、星野直樹、鈴木貞一、後藤文夫、ほか/毎日新聞社.1966
△安藤良雄編/同上 (下)※証言者-東久邇稔彦、南原繁、一万田尚登、白洲次郎、ほか/毎日新聞社.1966
△里見岸雄/明治天皇/錦正社.1968
△里見岸雄監修/日本の師表・田中智学/錦正社.1968
△清水哲男/スポーツ・ジャーナリズム/三一新書.1971
△大山喬平、網野善彦、ほか/シンポジウム日本歴史6「荘園制」/学生社.1973
△永原慶二、黒田俊雄、ほか/シンポジウム日本歴史7「中世国家論」/学生社..1974
△宮本常一監修/シリーズ食文化の発見・世界編1「粒食文化と芋飯文化」/柴田書店.1981
△宮本常一監修/ 同上2「キャッサバ文化と粉粥餅文化」/柴田書店.1981
△宮本常一監修/ 同上3「粉食文化と肉食文化」/柴田書店.1981
△筧泰彦/日本語と日本人の発想/日本教文社.1984
△ハーマン・ウォーク(島野信宏訳)/ユダヤ教を語る/ミルトス.1990
△逓信総合博物館編/日本人とてれふぉん/NTT出版.1990
※9月8日、神保町にて購入

●今日の読書
△坂野潤治/明治デモクラシー(再読)
[片山杜秀]

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2006/09/13

「古楽特派員テラニシ」011──湯浅卓雄が語るシューマンの交響曲の魅力

Schumann モーツァルト・イヤーの陰に隠れた感もあるが、今年は没後150年のシューマン・イヤーでもある。普段以上にシューマンの歌曲やピアノ曲をとりあげた演奏会もめだつが、これらに比べれば、交響曲の人気はいまひとつ。「オーケストレーションが下手だから」ともいわれるが、はたして本当なのか──。この記念の年に国内で唯一、全曲チクルスに挑む指揮者の湯浅卓雄氏とともに、シューマンの交響曲の真の魅力を探った。

[写真1:ローベルト・シューマン(1810〜56)]

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2006/09/12

「武満徹POP SONGS」のお知らせ

 来る12/3(日)、「武満徹POP SONGS」と題して、武満の《うた》20曲+シャンソン《聞かせてよ愛の言葉を》を演奏するコンサートがおこなわれます。詳細は以下のとおり:

 日時:2006年12月3日(日)16:30開演
 場所:代官山ヒルサイドプラザホール
 演奏:う   た 太田真紀 
    ピアノ即興 川島素晴
 映像:今井歴矢
 曲目:武満徹のPOPS全曲+シャンソン「聞かせてよ愛の言葉を」
 チケット取扱:CNプレイガイド0570-08-9999
 お問い合わせ:info@enfant-jp.com
 入場料:3,500円 当日4,000円

 enfant projectの上田さんから情報をいただきました。ありがとうございます。[genki]

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皮膚感覚

【メモ】「blooming*sound*blog」に2004/06/01 10:32 AMに投稿した記事の再録。

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2006/09/10

白石和良の「闘う古楽&トラッド乱聴記」013──MOG(2006/09/06)

◆MOG LIVE(モグライブ)
 2006年9月6日(水)19:00 BAR BOON(新宿)

◎曲目
 第1ステージ:イパネマの娘/男と女/十字路/平和な愛/夏/ベサメ・ムーチョ
 第2ステージ:ヤードバード組曲/ミーン・トゥ・ミー/キーラルゴ/タブー/ブルース・ストロガノフ
 第3ステージ:ブランジェ・アモール/ジンジ/夏の思い出/ティコティコ/G線上のアリア(J. S. バッハ)/グリーンスリーヴズほか
 アンコール:ヴァケイション
  ※曲名は筆者の聞き書きによるもので、文責は筆者にあります。

◎演奏
 MOG:小池吾郎(ヴァイオリン、編曲)、諸岡典経(ウッドベース)、上田美佐子(ヴィオラ)、高橋真二(ヴァイオリン)

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2006/09/09

realとvirtual

【メモ】旧blog「blooming*sound*blog」に2004/04/22 10:50 AM投稿の記事「realとvirtual」および2004/05/12 03:23 PM投稿の「『AERA』の2ちゃんねる批判について──realとvirtual(その2)」を、2つあわせて再録します。当時話題になっていた「イラクで邦人拘束」というニュースに直接関連する記事ですから、「古い」ものですが、ぼくのものの考え方がよくあらわれていると思うので、あえて。[genki]

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2006/09/08

古いブログの記事再録はじめます

 このblogを始める以前、「blooming*sound*blog」というblogをやっていたのですが、そちらはすっかり開店休業状態なので、そこで書いたもののなかから、「まだ古びていない」とか「捨てるには惜しい」(と自分で勝手に考えている)記事を、少しずつこちらのblogへ移動することにしました。

 いま読みかえしてみると、やはりblogというものを始めた当初は、なんとなく「腰がひけてる」というか、「どう読まれるのだろう」という不安から、回りくどい言いまわしが多いのですが(いまも同じだって? こりゃまた失礼!)、改訂はせずにそのままアップすることにいたします。そのかわり、初出年月日は記します。[genki]

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2006/09/07

バッハが夢見た鍵盤楽器の未来とは──大井浩明クラヴィコード・リサイタル(2006/09/06)

◆大井浩明クラヴィコード・リサイタル「J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2集(全曲)BWV870〜893」
 2006年9月6日(水)19:00 ムジカーザ

 + + + + + + + + + +

 わずか60鍵──。このなかから、バッハは豊饒きわまりない音楽宇宙を紡ぎだしたのだ。

 バッハがもっとも愛奏した楽器といわれるクラヴィコードをもちいて、《平均律クラヴィーア曲集第2巻》の24曲全曲を演奏! 加えて、「バッハ自身が《平均律第1巻》自筆譜の表紙に描いた謎の渦巻き模様が、じつはバッハ独自の調律法を示している」とする新説にもとづいて調律された楽器で!! しかも2007年ヘンレ社より刊行予定の富田庸氏による校訂版を使用!!! さらに、奏者は「K-1ピアニスト」の異名をもつ閘門大師こと大井浩明!!!!──とくれば、なにをおいても駆けつけねばなるまい。

 全24曲(それぞれがプレリュードとフーガからなるので、48曲ともいえる)、2時間半を超える演奏会だったが、その価値あり。ひじょうに濃密な時間だった(当日のパンフに掲載された抱腹絶倒の「平均律=吉本新喜劇」論は、こちら)。

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2006/09/05

微分化された身体性について──作曲家の音vol.4「近藤譲の音」(2006/09/04)

◆2006年9月4日(月)19:00 すみだトリフォニーホール小ホール

◎曲目
《ボンジン》──女声、アルト・フルート、コントラバスのための(1985)
  太田真紀(vo)、西沢幸彦(alt.fl)、溝入敬三(cb)、川島素晴(cond)
《帖》──任意の2旋律楽器のための(2000/日本初演)
  山本晶子(marimba)、村居勲(marimba)
《ダーティングトン・エアー》──オーボエと打楽器(1人または2人)のための(2000/日本初演)
  宮村和宏(ob)、山本晶子(perc)、村居勲(perc)、川島素晴(cond)
《撚[よ]りI》──7打楽器のための(1978)
  西沢幸彦(fl)、宮村和宏(e.hrn)、稲垣聡(elc.pf)、村居勲(steel drm)、
  佐藤紀雄(banjo)、甲斐史子(vla)、溝入敬三(cb)、川島素晴(cond)
《彼此[おちこち]》──チェロとピアノのための(1993)
  寺井創(vc)、稲垣聡(pf)
《ロータス・ダム》──メゾソプラノとヴァイオリンのための(2002/日本初演)
  太田真紀(vo)、花田和加子(vn)
《ルイス・ズコフスキーの4つの短詩》──メゾソプラノと4楽器のための(2006/「作曲家の音」委嘱作品)
  太田真紀(vo)、西沢幸彦(alt.fl)、甲斐史子(vla)、山本晶子(perc)、
  佐藤紀雄(elc.gt)、川島素晴(cond)
《イン・メディアス・レス》──ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための(2002)
  花田和加子(vn)、甲斐史子(vla)、寺井創(vc)、
  稲垣聡(pf)、川島素晴(cond)

 + + + + + + + + + +

 作曲家・川島基晴がプロデュースする現代音楽作曲家個展シリーズ「作曲家の音」。2005年7月「松平頼暁の音」、同11月「ヴェーベルンの音」、2006年7月「西村朗の音」につづき、vol.4として川島の師でもある近藤譲が登場することとなった。

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