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2006/11/07

片山杜秀的日常〈008〉──2006年11月3日(金)

2006/11/03 金曜日

●今日の起床
9:50

●今朝方の夢
ラジオ・フランスで、実在する40代の日本人作曲家の架空の曲、ソプラノとテノールとマリンバのための「わらべ歌」というのを聴いている。主にソプラノが ソット・ヴォーチェで歌い、テノールが奇妙な合いの手を入れ、マリンバは殆どでてこない。音の薄い、けっこう殺風景な音楽である。醒めてから考えると、現 実のその作曲家の作風とはまるで合致していない。カーゲルみたいな感じだったろうか。曲の途中でなぜか株式市況のニュースに切り替わってしまい、なんなん だこの番組編成はと、怒っているうちに終わる。

●今日の朝食・昼食
どちらもとらず

●今日の購入古書 
△大喪儀記録/朝日新聞社合資会社.1912
△吉江喬松/新自然美論/春秋社.1926
△小野武夫/農村社会史論講/巌松堂書店.1927
※小作制度や農兵分離等といった小野らしい論考のほか、狐持、蛇持、犬神筋、あるいは農村の労働歌についての文章を含む。
△木下東作/健康増進叢書-鍛錬篇/大阪毎日新聞社・東京日日新聞社.1929
△日本宗教学会編/日本の宗教学/大東出版社/1933
※昨日、菊地暁さんから京阪三条のブック・オフ内の立ち話で赤松智城のことを聞いたりし、そういえば智城のこともちっとも分かっていないなあと思っていた ら、この宗教学会の紀要本を200円で売っていた。智城の「朝鮮巫俗の聖所」と金孝敬の「ムーダンについて」が入っている。
△木下一雄/日本道徳学/培風館.1937
△金原省吾/東亜の象徴/古今書院.1940
△井上右近/三経義疏の綜合的研究-第一輯/丁字屋書店.1940
△国語文化講座第一巻-国語問題篇/朝日新聞社.1941
※安藤正次、岸田国士、佐久間鼎らが寄稿。本自体は既に所持しているが、この売り物には初めて見る月報が付いていたので、改めて買う。文部省国語課の役人の座談会などが載る。
△大串兎代夫、ほか/学生生活の創造/健文社.1942
△岩崎勉、ほか/世界観の哲学/理想社.1943
△日本放送協会編/文部省国民学校体錬科教授要綱の解説/日本放送協会.1943
△植田壽蔵/日本の美の精神/弘文堂書房.1944
△酒巻和男/俘虜生活四年の回顧/東京講演会.1947
※「大東亜戦争捕虜第一号」のこの人が逝ったとき、週刊誌に追悼コラムを書いた。そのときにこれが読めていれば……。
△山内得立/実存の哲学/全国書房.1948
△森口多里/町の民俗/ジープ社.1950
△月刊誌「総合」1957年5月号(創刊号)/東洋経済新報社
※蝋山政道、滝口修造等の寄稿に、木村伊兵衛、土門拳、東松照明、大辻清司らの写真など
△同上1957年7月号/東洋経済新報社
※三島由紀夫編集による特別誌面8頁を挿入。三島は「もし、あなたが人間を調理し、食べるとしたら、どういうふうにしますか」とアンケートを募り、岡本太 郎が「串ざしにして丸焼きにします」と答えている。また、三島の詩「理髪師の衒学的欲望とフットボールの食慾の相関関係」と、その朗読時の伴奏音楽という ことなのだろう、黛敏郎のオリジナルの電子音楽の譜面が、一緒に載る。
△同上1957年8月号/東洋経済新報社
※特集は8.15に因み「日本の防衛計画」。久野収や家永三郎出席の座談会のほか、高木惣吉や服部卓四郎といった旧軍人が寄稿。
△同上1957年9月号/東洋経済新報社
※岸信介と藤原弘達の対談、戸田城聖と神山茂夫の対談、尾崎士郎やきだみのるの寄稿など。
△同上1957年10月号/東洋経済新報社
※浅沼稲次郎のインタヴュー、阿部真之助や大井広介が出た座談会、それから吉田秀和による戦後日本の新人音楽家論など。このとき既に40代半ばの吉田が、なお矍鑠として、今日は文化勲章を貰っている。人間は長生きできるものだ。
△平沼騏一郎先生逸話集/同書刊行会.1958
※岩村通世、河野省三、蓮沼門三、太田耕造等寄稿。
△船山馨/ペテルブルグ夜話/広済堂出版.1970
※船山は伊福部昭の中学時代の仲間だから、ついつい集めてしまう。
△泉靖一/文化の中の人間/文藝春秋.1970
※泉の本を熱心に集めてきたわけではないのだが、赤松智城と京城帝大との関連で、今日は買いたいと、手を出す。本書は智城の先行研究を使って朝鮮のシャーマニズムを論じた文章を含む。
△霊界物語資料篇/大本教典刊行会.1971
△斎藤茂吉全集全36冊のうち26冊/岩波書店.1973〜76
※茂吉全集は三井甲之との絡みから学生時代より折々参照してきたが、手元に置くにはかさばりすぎる気がし、いつも図書館で済ませていた。しかし、そろそろ 手近にないのも寂しく思えてきて、今回、格安のバラで買い込んだ。茂吉全集なら、残り10冊も遠からず安値で揃うだろう。
△中山太郎/日本民俗学1-神事篇/大和書房.1976
△マンハイム全集第5巻/潮出版社.1976
△右田伊佐雄/大阪のわらべ歌/柳原書店.1980
△久保けんお、杉本信夫、高江洲義寛/鹿児島沖縄のわらべ歌/柳原書店.1980
△小野寺節子、斎藤紀子/埼玉神奈川のわらべ歌/柳原書店.1981
△町田等、久野壽彦/長野岐阜のわらべ歌/柳原書店.1981
△園尾正夫、近森敏夫、吉良長幸/徳島高知のわらべ歌/柳原書店.1981
△岩井正浩、山崎盾之/愛媛香川のわらべ歌/柳原書店.1982
△福島博、黒島宏泰/佐賀長崎のわらべ歌/柳原書店.1982
△上村てる緒、上原優子、高橋政秋/熊本宮崎のわらべ歌/柳原書店.1982
△宮本常一著作集別集2「民話とことわざ」/未来社.1983
△堀場宗泰、照澤惟佐子、沢登芙美子/静岡山梨のわらべ歌/柳原書店.1983
△尾原昭夫/千葉のわらべ歌/柳原書店.1984
△峰村辰典/新潟のわらべ歌/柳原書店.1984
△酒井菫美、尾原昭夫/島根のわらべ歌/柳原書店.1984
△友久武文、原田宏司/広島のわらべ歌/柳原書店.1984
△藤原弘達/独断の戦後史/PHP.1985
△稲田和子、奥山勝太郎/岡山のわらべ歌/柳原書店.1985
△酒井菫美、尾原昭夫/鳥取のわらべ歌/柳原書店.1985
△鈴木幸四郎/宮城のわらべ歌/柳原書店.1986
△小林輝治/石川のわらべ歌/柳原書店.1986
△酒井正保/群馬のわらべ歌/柳原書店.1987
△長谷坂栄治/兵庫のわらべ歌/柳原書店.1987
△加藤正人/大分のわらべ歌/柳原書店.1987
※柳原書店の「日本わらべ歌全集」は、日本の作曲家の曲の素材を調べるときによくめくる本だ。必要なときに図書館に見に行くと決めていたけれど、バラとはいえ、格安で積み上がっていたから、買えるものは買っておくかと飛びついた。
△ジャン・パウル(古見日嘉訳)/巨人/国書刊行会.1997
※なるべく安く買おうと、ずっと待っていたら、この新装版が出てからもう9年が経っていた。マーラーの「巨人」を聴きながら、この翻訳を読むというスノッブな真似を、そのうちやってみよう。
△島田雅彦/内乱の予感/朝日新聞社.1998
△シュヴァンクマイエルの世界/国書刊行会.1999
△シュヴァンクマイエルの博物館/国書刊行会.2001

※11:00〜13:15 京都百万遍の古書市にて。昨日の続き。規模からいってどうしても最低4時間は欲しいところだったけれど、早めに関東に引き揚げねばならず、無理無理2時間少しで全部まわり、会計も配送手続きも済ます。

●今日の読書
△横田庄一郎編著・印藤一寛現代語訳/富永仲基の「楽律考」

●今日のCS録画
△映画「昭和残侠伝・唐獅子仁義」(マキノ雅弘監督、♪菊池俊輔)
△映画「あなた買います」(小林正樹監督、♪木下忠司)
△映画「次男坊故郷へ行く」(野村芳太郎監督、♪木下忠司)
△映画「フランキー・ブーチャンの殴り込み落下傘部隊」(春原政久監督、♪馬渡誠一)
△テレビドラマ「山河燃ゆ」第39回(♪林光〉
△テレビドラマ「特別機動捜査隊」第161回(♪牧野由多可〉
△テレビドラマ「特別機動捜査隊」第162回(♪牧野由多可〉
△テレビドラマ「キイハンター」第31回(♪菊池俊輔〉
△テレビドラマ「キイハンター」第32回(♪菊池俊輔〉
△テレビドラマ「新選組血風録」第7回(♪渡辺岳夫)
△テレビドラマ「銭形平次」第287回(♪阿部皓哉)
△テレビドラマ「破れ傘刀舟・悪人狩り」第34回(♪木下忠司)
△テレビドラマ「大江戸捜査網」第545回(♪玉木宏樹〉
[片山杜秀]

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