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2006/11/21

ホッテントットエプロン・スケッチ[2006/11/17|秋葉原UDX]

◆『ホッテントットエプロン・スケッチ
 2006年11月17日(金)20:00 秋葉原UDX 先端ナレッジフィールド アキバ3Dシアター

◎キャスト
 阿久根裕子+ただてっぺい+大川高広+井川耕一郎

◎スタッフ
 監督/七里圭
 音楽/侘美秀俊 ほか

◎演奏
 harp/堀米綾
 cl/多田哲平
 perc/宿谷一郎
 tp/新井政輝
 computer/池田拓実
 org/侘美秀俊

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 『デジタル・ミュージックの基礎用語』(秋山公良編、共著)、『DTMによるオーケストレーション実践講座』の著者としてお世話になっている、作曲家の侘美秀俊〈たくみ・ひでとし〉さんに誘っていただいて、侘美さんが音楽を担当した映画『ホッテントットエプロン・スケッチ』を観に秋葉原へ。

 2日かぎりのライヴ演奏付き上映ということで、200〜300席のシアターは空席なし、どころか補助席も含めての満席。映画を観にいくことがほとんどなく、門外漢のきわみだが、こうした独立系のプロダクションにこれだけのひとが集まっているのをみて、正直驚いた。

 映画は、醜い痣をもつ少女が、みずからの身体に象徴される生=性への怖れ、戸惑いなどから、一歩ずつ踏み出してゆくさまを、幻想的・象徴的に描いたもので、台詞はまったくなし。そのぶん、音楽がひじょうに重要な役割をになう。

 侘美さんの音楽は、ストーリーを描くようなものではなく、とつとつとしたつぶやきのような佇まい。コンポーズというより、音のもつ原初的な驚きをていねいに伝える。ときおり、ハッとするような官能的なサウンドもまじえ、淡々とした映像に彩りをあたえる。主演の阿久根裕子さんのナチュラルな魅力とも、よくマッチしていた。

 侘美さんと七里圭監督は、『眠り姫』『のんきな姉さん』などでもコンビを組んでいるとのこと。そうした過去の作品も、またぜひライヴ演奏付きで再上映してもらいたいと思った。[木村 元]

 

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コメント

多忙を極める中、ご来場いただき本当にありがとうございました。
オーケストレーションとは全く関係ないような音響でしたが
個別の楽器法をいろいろ試してみました。
また、書籍の方でも、ご一緒させてもらえましたら幸いです。
とりいそぎのお礼までです。

投稿: タクミ | 2006/11/21 21:25

侘美さん、どうもです。

あれって、即興演奏なのですね。みなさんがどのていど自由にやっていらっしゃるのか等、こんど教えてください。

また面白い本をつくりましょうね。

投稿: 木村 元 | 2006/11/22 10:25

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