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2006/11/29

作曲とは聴衆の耳への想像力である──小沼純一+片山杜秀講演会(2006/11/25|早稲田大学)

◆早稲田大学比較文学研究室秋季公開講演会
 2006年11月25日(土)15:00 早稲田大学文学部

◎講演者/演題
 小沼純一「〈作曲〉の位相──21世紀における」
 片山杜秀「近代主義・日本主義・アジア主義──戦時期日本の音楽と思想をめぐって」

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2006/11/27

戸ノ下達也の「近代ニッポン音楽雑記」004──懐かしく、心あたたまる世界──東京混声合唱団のCD『懐かしいアメリカの歌』

東京混声合唱団/懐かしいアメリカの歌──東京混声合唱団愛唱歌集

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 勤務先が郊外で、一定時間(あるいはそれ以上に)拘束されざるをえない我が身にとっては、演奏会に出かけること事態がはなはだ困難な状況にある。東京混声合唱団の創立50周年演奏会にもまったく足を運べず、口惜しい思いをしている私のような者に、このCD発売は朗報であった。日々の生活や雑事に追われ、時間に追われ……という身にとっては、じっくりと、またしみじみと聴けるアルバムである。

 東混の今日にいたる足跡や功績は、今ここで新たに触れる必要はないくらい周知のことであろう。私がこれまで何回かステージで見たり聴いたりした東混の演奏は、演奏する側も聴く側も等しくコーラスの楽しさや喜びを実感することのできる、まさに「音楽」の世界であった。私には、全国で開催されている「創立50周年記念演奏会」がこのCDにも収録されている楽曲を含めたプログラムであること、そしてなにより、まさに気軽に口ずさめる楽曲によるアルバムが発売されたことの意味をここで「かみしめておきたい」のである。たんに音楽のテクニックを披瀝するのではなく、人々の心に息づいている「音楽」の本質、それを問いかけたアルバムなのではなかろうか。

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2006/11/22

小鍛冶邦隆の「Carte blanche」001|「競楽VII」本選近づく!

◆第7回現代音楽演奏コンクール「競楽Ⅶ」(第16回朝日現代音楽賞)
 第1次予選:2006年11月13日(月)・14日(火)10:30〜
 第2次予選:2006年11月19日(日)11:00〜
 けやきホール(代々木上原・古賀政男音楽博物館内)

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 去る11/13、14、19、「競楽VII」の第1次、第2次予選が終了した。「競楽」は現代音楽演奏コンクールとして日本で唯一のもので、朝日現代音楽賞としては、演奏コンクールの開催と優れた現代音楽演奏家の表彰が交互におこなわれている。

 1〜10人以内の編成で1945年以降に作曲された音楽作品であれば、楽器編成などなんらの制限ももうけない“無差別級コンクール”として知られるこの「競楽」からは、これまでに木ノ脇道元(Fl)、大井浩明(Pf)、黒田亜樹(Pf)、溝入敬三(Cb)らのユニークな演奏家を輩出している。今回も本選に小学6年生の女の子がブーレーズと八村義夫のピアノ曲で挑むなど、参加者の多彩さも特色のひとつだ。

 今回、予選を聴いたかぎりでは、木村かをり、小泉浩、篠崎史子、吉原すみれ、甲斐史子ら審査員諸氏の厳しいプロフェッショナルな視点から、現代音楽演奏としての特色(これも重要ではあるが)以前に、演奏家としての基本的な技術的水準が問われたといえる。

 実行委員としての私の立場からは、個々の演奏についてのコメントは避けるが、従来の現代音楽演奏にしばしばみられた、個人的な興味やセンスに安易に頼った不完全で恣意的な演奏から、古典の演奏同様、楽器演奏の習熟と解釈の厳密さが要求されるようになったように思える。むしろ、こうした古典的なアプローチが通用するところに、さらなる現代音楽演奏の広がりが感じられるし、逆説的にいうならば、そのアプローチの限界を超えた作曲家の要求にこたえる新たな才能が出現する可能性もまた予見できるのではなかろうか。

 ともあれ「競楽」をつうじて、ぜひとも聴衆のみなさんに、現代音楽演奏の最前線を体験していただきたいと思う。

 なお、今回予選に出場した計65名の参加者のなかから、9名が本選に残った。本選コンクールは12月3日(日)14:00より、けやきホールにておこなわれる。[小鍛冶邦隆(作曲家)]

◎日本現代音楽協会ホームページ www.jscm.net

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シュトイデ弦楽四重奏団による大島ミチルの世界[2006/11/20|アサヒビールロビーコンサート]

◆第100回アサヒビールロビーコンサート061120_michiru 
 「シュトイデ弦楽四重奏団による大島ミチルの世界」
 2006年11月20日(月)18:45 アサヒビール本社ロビー

◎曲目
[第1部]モーツァルト/ディヴェルティメントK138
     大島ミチル/For the East No.1〈生命〉
     同/For the East No.2〈故郷〉
     同/For the East No.3〈祭り〉
     同/For the East No.5〈交通渋滞〉
     同/The woman came to the forest
[第2部]シューベルト/断章
     大島ミチル/NHK朝の連続テレビ小説『純情きらり』テーマ《きらり》
     同/NHKスペシャル『生命──40億年はるかな旅』テーマ《Planet of Life》
     同/映画『極道の妻』メインテーマ
     同/映画『お墓がない』メインテーマ
     同/映画『北の零年』メインテーマ

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2006/11/21

ホッテントットエプロン・スケッチ[2006/11/17|秋葉原UDX]

◆『ホッテントットエプロン・スケッチ
 2006年11月17日(金)20:00 秋葉原UDX 先端ナレッジフィールド アキバ3Dシアター

◎キャスト
 阿久根裕子+ただてっぺい+大川高広+井川耕一郎

◎スタッフ
 監督/七里圭
 音楽/侘美秀俊 ほか

◎演奏
 harp/堀米綾
 cl/多田哲平
 perc/宿谷一郎
 tp/新井政輝
 computer/池田拓実
 org/侘美秀俊

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2006/11/20

他人の理解を拒む内蔵助の孤独について──《元禄忠臣蔵》第2部[2006/11/15@国立劇場]

Genroku0611 ◆国立劇場十月歌舞伎公演《元禄忠臣蔵》第2部(4幕10場)
 《伏見橦木町》《御浜御殿綱豊卿》《南部坂雪の別れ》
 2006年11月15日(水)12:00〜16:00 国立劇場大劇場
 [初日=11月3日(金・祝)/千穐楽=11月26日(日)]

◎配役
 大石内蔵助/坂田藤十郎
 富森助右衛門/中村翫雀
 徳川綱豊卿/中村梅玉 ほか

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2006/11/17

白石和良の「闘う古楽&トラッド乱聴記」015──濱田滋郎+アントネッロ(2006/11/07)

NEC古楽レクチャーコンサート「古楽と民族音楽」
 2006年11月7日(火)19:00 トッパンホール

◎曲目
[第1部]1.聖母マリアのカンティガより《これから私は尊敬された》
     2.お話:濱田滋郎
     3.聖母マリアのカンティガより《薔薇の中の薔薇》
       同《聖処女を信頼して祈る者は誰でも》
     4.お話:濱田滋郎
     5.ひょうたん(作者不詳)〜ロドリーゴ・マルティネス(作者不詳)
     6.お話:濱田滋郎
     7.チャコーナ《素敵な人生》
[第2部]1.対談:濱田滋郎×濱田芳通
     2.レセルカーダ・プリマ(ディエゴ・オルティス)
       〜アモールが彼女たちをまごつかせた(ファン・イダルゴ)
     3.トナダ《ダイアモンド》(作者不詳:トルヒージャ写本)
       《熾天使よ優しい和音で》
     4.コレンテ(バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラヴェルデ)
       〜キリストの降誕祭のカチュア(トルヒージャ写本)
     5.ラ・トラコテア
[アンコール]今日は遊んで食べよう

◎出演
講師 濱田滋郎
演奏 アントネッロ:濱田芳通(リコーダー、コルネット) 
          石川かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
          西山まりえ(ルネサンス・ハープ、チェンバロ)
          和田充弘(パーカッション)
          花井尚美(歌)
          藤澤えりか(歌)
          岡庭弥生(歌)
          春日保人(歌)

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2006/11/14

つのだたかしvs日本橋族?!──タブラトゥーラ[2006/11/13]

◆日本橋三井タワー アトリウムコンサート「タブラトゥーラ」
 2006年11月13日(月)18:30 日本橋三井タワー アトリウム

◎曲目
 タルタリア(田崎瑞博)
 トロキルス(江崎浩司)
 夜の蟹(田崎瑞博)
 風の丘(つのだたかし)
 新しい自転車(つのだたかし)
 夜来る人(つのだたかし)
 ごわごわ(田崎瑞博)
 レセルカーダ(16世紀スペイン)

 アンコール1:あれもだめ、これもだめ(?)
 アンコール2:海賊の唄(?)

◎出演
 タブラトゥーラ
  つのだたかし[ラウタ、ウード、リュート]
  田崎瑞博[フィドル]
  江崎浩司[リコーダー、ショーム]
  近藤郁夫[パーカッション、ハンマーダルシマー]
  山崎まさし[ビウエラ]

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2006/11/09

モーツァルト 19世紀の響き(2006/11/06)

◆〈モーツァルト2006日本〉第3回コンサート
 モーツァルト 19世紀の響き〜室内楽で聴くコンチェルトとシンフォニー〜
 2006年11月6日(月)19:00 東京文化会館小ホール

◎曲目
 セレナード《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》ト長調 K525
 ピアノ協奏曲第13番ハ長調 K415(S. レーベルト/I. ラハナーによる室内楽編曲版)
 交響曲第40番ト短調 K550(M. クレメンティによる室内楽編曲版)

◎出演/演奏
 海老澤敏(お話)
 小川京子(pf)、神田寛明(fl)、堀正文・大宮臨太郎(vn)、
 佐々木亮(vla)、藤森亮一(vc)、吉田 秀(cb)

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2006/11/07

片山杜秀的日常〈008〉──2006年11月3日(金)

2006/11/03 金曜日

●今日の起床
9:50

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2006/11/06

片山杜秀的日常〈007〉──2006年11月2日(木)

2006/11/02 木曜日

●今日の起床
7:15
※2時間睡眠だった。

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2006/11/05

片山杜秀さんが京都大学より人文科学研究協会賞を受賞

 当blogで「片山杜秀的日常」を執筆していただいている評論家・片山杜秀さんが、去る11/2(木)、京都大学人文科学研究所より、「平成18年度人文科学研究協会賞」を受賞されました。受賞理由は「戦前日本の作曲界の研究」。おめでとうございます!

 当日および翌日の片山さんの「日常」を、さっそく寄せていただいていますので、11/6(月)、11/7(火)と2日連続でアップさせていただきます。お楽しみに![genki]

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2006/11/02

女子大で講義なぞを(2006/11/02)

 フェリス女学院大学秋岡陽先生に誘っていただいて、「音楽ジャーナリズム」という授業のゲストとして、講義をしてきました。2003年の6月にやはり秋岡さんのお誘いで、「音楽ジャーナリズム:現状と将来」というタイトルで講義をして以来。あれから3年しかたってないけど、もう受講生はすべて入れ替わっているのだろうなあ、と感慨にふけってしまいます。

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