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2007/01/31

片山杜秀的日常〈010〉──2007年1月23日(火)

2007/1/23

●今日の起床
8:00

●今日の会議
10:30〜11:30 港区内にて。

●今日の劇場
▼国立劇場第253回歌舞伎公演「梅初春五十三驛」
 開演12:00 終演16:25
 作/三升家二三治、中村重助、五世鶴屋南北、ほか
 出演/菊五郎、時蔵、三津五郎、田之助、団蔵、彦三郎、菊之助、松緑、ほか

▼歌舞伎座壽初春大歌舞伎夜の部から
 「金閣寺」(17:05〜18:40)
 出演/幸四郎、玉三郎、吉右衛門、梅玉、左団次、東蔵、弥十郎、ほか
 「鏡獅子」(19:10〜20:05)
 出演/勘三郎、ほか
「切られお富」(20:20〜21:25)
 出演/福助、橋之助、歌六、信二郎、弥十郎、ほか
※小学生の頃、帝国劇場で、白鸚(当時は幸四郎)と幸四郎(当時は染五郎)、吉右衛門の父子三人が、毎年のように、NHKのその年の大河ドラマの原作小説を独自に脚色した芝居をやっていた。幸四郎が織田信長、吉右衛門が明智光秀を演じた「国盗り物語」は、特に印象に残っている。吉右衛門の側にえらく感情移入してしまい、すっかり光秀贔屓になって、歴史の敗者や日陰者に対する興味を強く呼び覚まされた。とにかく、幸四郎と吉右衛門の兄弟の舞台での共演を楽しみ、そこから考えさせられることが、子供時分には多かったのである。ところが、この兄弟は、ある時期から、一緒に芝居らしい芝居をすることがなくなり、その状態は長く続いた。何か物足りない気分だった。しかし、昨秋、久々に様子が変わった。また一緒に出るようになった。思えば、幸四郎の息子の染五郎が吉右衛門の舞台にまめに付き合っていたのが重要な伏線だったのだろう。「金閣寺」で幸四郎の松永大膳と吉右衛門の此下東吉が碁を打っている様を観ると、失くし物が戻ってきたような安堵感を覚える。


●今日の購入古書 
△南条範夫/黒い九月の手/角川文庫.1981
△井上靖/流砂(上)(下)/文春文庫.1982
△船山馨/海の壁/河出文庫.1983
△仁木悦子/陽の翳る街/講談社文庫.1984
△南条範夫/仮面の人/徳間文庫.1985
△角田喜久雄/白蝋小町/春陽文庫.1988
△伴野朗/謀略回廊/角川文庫.1990

●今日の読書
国立劇場調査資料課編/未翻刻戯曲集14「梅初春五十三驛」
※本日観た菊五郎劇団による蘇演の舞台も悪くなかったが、このもとの本は大いに楽しめる。上演に一日がかりの、こういう通し狂言というのは、埋め草のような、入り組んだ筋立ての念のための確認のような、ほとんど時間つぶしのような、つまりはあってもなくてもどうでもいいようなやりとりがかなり有って、そんな箇所は今日に復活上演されるとなれば、上演時間短縮のため、真っ先に補綴者によって切られてしまう。けれども恐らく、そういうどうでもいい箇所を役者がまめまめしくそれなりに面白く積み重ねていくところから、朝から夕まで芝居を観続けるための緩やかで肩のこらないテンポが生まれていたのだろう。それを追体験するには、舞台を想像しながら音読するのがいい。

●今日のネット・ラジオ・チェック
▼BBC performance3 2007/1/16放送分
 ◎曲目
  グバイドゥーリナ/ The Light at the End;
  同上 /Under the Sign of Scorpio
  同上 /Alleluia
 ◎演奏
  ミハイル・アグレスト指揮BBC交響楽団、BBCシンフォニック・コーラス、BBCシンガーズ、ほか

●今日のCS録画
△映画「旗本退屈男 謎の幽霊島」(今井正監督、♪万城目正)
△映画「日本侠客伝 絶縁状」(マキノ雅弘監督、♪木下忠司)
△テレビドラマ「ハレンチ学園」第10回(♪山本直純〉
△テレビドラマ「破れ奉行」第6回(♪いずみたく〉
※本放送の頃はどうということもなく観ていたこの番組だけれど、晩年の藤原釜足がレギュラーで活躍しているところが、今思えばヒストリカルだ。
△テレビドラマ「銭形平次」第340回(♪阿部皓哉)
△テレビドラマ「破れ傘刀舟・悪人狩り」第87回(♪木下忠司)
[片山杜秀]

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