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2007/12/28

2007/12/27|校了!/編集委託/ラーメンダイニング

 前のエントリで書いた「Amazonアソシエイトプログラム」から「おまえはすでに死んでいる」と通告された問題。谷口さんのご指摘どおり、Amazonのミスだったみたいで、さきほど「お詫びメール」がきました。一件落着。

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 さて、アルテスの第3弾となる片山杜秀さんの『音盤考現学』がめでたく校了! 1/23(水)には店頭に並ぶと思う。本職の政治思想史のほうでは、9月に『近代日本の右翼思想』が出たけれども、片山さんを「音楽評論家」として支持してきた向きには、ながらく「待望」というよりも「渇望」されてきた音楽書第1作! その期待にこたえるべく、力入れて作りましたので、どうぞご期待ください(Amazonではもう予約が始まってます!)。

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 午後はその『考現学』の最終校正を太陽印刷のFさんに渡したのち、神楽坂の木杳舎で、実業之日本社から出るムック本の打ち合わせ(アルテスは下請け仕事もちょっとやっています)。ムックだから図版をたくさん使いたいのだけれど、使用料の問題があって制限が大きく、木杳舎のIさん、ちょっと追い詰められ気味……。なんかひとりで悩ませちゃって、ごめんね〜。とにかくまずはいいものを作りましょう。

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 同じく神楽坂で、1940年代に出た本の復刻企画について打ち合わせ。日本人がこの60年のあいだに失ったもの──自国語の美しさへの揺るぎない自信に裏打ちされた品格に満ちた文章、そしてそれを十全に味わうことのできるリテラシー。

 アルテスとしてははじめての「編集委託」。これまでの3冊(『村上春樹にご用心』『クラシックでわかる世界史』およびこんど出る『音盤考現学』)は企画・編集・制作すべて社内でおこなった。その結果、たしかにすみずみまで気のゆきとどいた本を作ることはできているが、いかんせん作り手は3名、しかも総務や営業を兼務している。というわけで、以前から「編集委託」は重要な検討事項だった。

 考えてみれば外にはたくさんの「すぐれた編集者」がいるわけで、そういったひとたちに自分の得意分野の企画を著者ごともってきていただく。それをもちろんアルテスなりの基準(売れるかどうかっていうこともあるけれど、むしろアルテスらしい本になるか、ということが大事かな)で厳しく判断したうえで、やるとなったら、その編集者に全面的にイニシアティヴをもって作りあげてもらう。上記のような「すみずみにまで気のゆきとどいた本」になるかどうかは、ひとえにその編集者の力量と気質にもかかってくるけれど、そこを判断するのがぼくらの仕事。それがうまくいけば、そういうクオリティの高い本が、あるていどの数、コンスタントに出せるようになるだろう。

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 銀座へ移動。東京書籍の鳥谷さんと木村屋で。礒山雅さんの『バッハ 魂のエヴァンゲリスト』をはじめとする東京書籍の音楽書のカタログをほとんど独力でつくりあげたひと。春秋社の高梨さんとならんで、尊敬する編集者だが、お会いしたのは今月8日にあった学芸大の久保田慶一先生を中心とした勉強会でのこと。大きな出版社で「音楽書」という分野を守っていくのはたいへんなことなのだろう。東京書籍も大きくシフトをはじめているようだ。

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 ラーメンダイニング五行で、実業之日本社・朝日新聞社・アルテス3社の交流忘年会。というか、アルテス創立時からなにかと引き立ててくださっている実日さんが、朝日新聞の広告部と文化部の方にアルテスを引き合わせてくださる──というありがたい席。

 駆け続けだったこの1年の最後に、やはり「ひとの縁」が第一と再確認。和やかなよい宴席だった。みなさんに、感謝。[genki]

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