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2008/01/03

[読書メモ]中沢新一『カイエ・ソヴァージュI 人類最古の哲学』(2002,講談社選書メチエ)

p.25
……「もはや存在せず、恐らくけっして存在しなかったし、これからも多分永久に存在しないであろうが、それについて正確な観念をもつことは、われわれの現在の状態をよく判断するために必要であろうような一つの状態をよく知る」(レヴィ=ストロースが好んで引用するジャン=ジャック・ルソーの言葉)ことを願って、神話の夢は紡ぎだされてきたのでしょう。

p.183
合理化は、過剰に豊かな現実から情報量の排除をおこなって、人間の思考と行動でコントロールできる領域を囲い込むことを意味しています。現実世界のあまりの豊穣さを除去して、計画や予測の可能な領域を拡大し、ついにはそれだけを「世界」であるとするにいたる、全体的なプロセスのことにほかなりません。

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