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2008/04/01

[告知]奏楽堂の響き2

080427sougakudouスリーシェルズの西耕一さんから、「奏楽堂の響き2」のご案内が届きました。ぼくもチラシを見て、「行かねば!」と心沸き立ったのですが、残念ながらアルテス主催イヴェントと重なってしまい、断念。ご都合のつく方はぜひ!(以下、西さんからいただいたご案内をそのまま貼り付けます)。

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前回の公演では日本作曲家の魅力を多くのファンに知らしめた「奏楽堂の響き」(前回のレポートはこちら)。今回は2006年以来の第2回。

盛り沢山の内容を箇条書きすれば

1)伊福部昭のマーチ(2007年発見初演)、《SF交響ファンタジー第2番》(吹奏楽初演)。

2)黛敏郎の《スポーツ行進曲》のオリジナルスコアからの新編曲版初演、同じく《シロフォン・コンチェルティーノ》はソリストに、作曲家であり打楽器奏者である片岡寛晶(今年度吹奏楽コンクール課題曲IV作曲者)を迎える

3)幻の映画「海軍爆撃隊」(円谷英二がはじめて本格的に特撮を行った)より早坂文雄作曲のテーマの吹奏楽版初演

4)1907年生まれの3人(平尾貴四男、松平頼則、須賀田礒太郎)の吹奏楽作品が半世紀ぶりに演奏される

5)1929年生まれの3人(惜しくも昨年亡くなれた松村禎三の《交響曲》、湯浅譲二のラジオドラマ「火星年代記」よりマーチ、黛敏郎)

6)3人の会(芥川也寸志の幻のマーチ、團伊玖磨の貴重なファンファーレ、黛敏郎)

7)オランダで1時間に及ぶ特集放送が行われた鬼才、木山光への委嘱初演

他にも、北爪道夫が愛知万博へ書いた《森のファンファーレ》、白石茂浩による師の團伊玖磨へのオマージュともいうべき《夕鶴幻想》など、これを逃したらもう二度と聴けないかもしれない貴重曲ばかり!

演奏は日本作品で定評の高い福田滋とリベラ・ウインド・シンフォニー。

これを聴かずして日本の作曲家は語れない!!!(文:西 耕一)

■吹奏楽による「奏楽堂の響き2」

第1部《新しい音楽を目指した先達》
  團 伊玖磨:オープニング・ファンファーレ(神奈川芸術祭)
  芥川也寸志:祝典組曲no.3行進曲(Marcia in do) 【舞台初演】
  松平頼則:日本舞曲第2
  平尾貴四男:諧謔曲「南風」
  須賀田礒太郎:フーガによる舞踏曲
  早坂文雄:映画音楽「海軍爆撃隊」より 【初演/平原伸也 編】
  伊福部昭:Marche Triomphale(マルシュ・トゥリヨンファル)【初演/今井聡 編】
  黛 敏郎:NTVスポーツ・ニュース・テーマ音楽【新編曲初演/松木敏晃 編】
  黛 敏郎:シロフォン小協奏曲〈ソロ 片岡寛晶〉
  松村禎三:交響曲第一番第3楽章【編曲初演】

第2部《新しい響きを目指して》
  北爪道夫:森のファンファーレ
  湯浅譲二:芸術劇場「火星年代記」より【舞台初演】
  白石茂浩:フルートと吹奏楽のための「夕鶴幻想」
〈ソロ 江尻和華子〉【初演/福田滋 編】
 伊福部昭:SF交響ファンタジー第2番【福田滋 編曲初演】
 木山 光:Black Symphony【委嘱初演】

18時からプレトーク「日本作曲家の吹奏楽について」あり
(音楽評論家、上野晃、西 耕一による)

【日時】2008年4月27日(日)18時15分開演
【会場】旧東京音楽学校奏楽堂(上野公園内)
【料金】3000円(前売り2500円)
【申し込み】メール/ jcacon【アットマーク】gmail.com FAX/049-287-7009
(お名前、住所、希望枚数を明記のうえ上記に申し込む)

【演奏】リベラ・ウィンド・シンフォニー
【指揮】福田 滋

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