[日誌]いなたいリコーダー
◎5/22
昨日は昼から出かけたので、未処理の仕事が山積み。朝からわしわしと片づける。
村山守さんから『八橋検校 十三の謎』のゲラが届く。これで4校め。恐縮です。
隊長とスカイプで、最近アメリカで出版された本の翻訳権交渉で提示する条件をつめる。話題の本なので、アドバンスやロイヤリティが高いかも。
夕方から新宿へ。まずジュンク堂音楽書コーナーをチェック。すでに『音盤博物誌』発売中。『音盤考現学』とならべて面出ししてくれている。
カフェで打ち合わせをひとつすませて、代々木八幡へ。ハクジュホールで花岡和生さんとつのだたかしさんのリサイタル。花岡さんのリコーダーを聴くのははじめてだが、師のブリュッヘンふうのメッザ・ディ・ヴォーチェが心地よい。とくに後半のオトテール、ブラヴェ、ランベールというフランスものがよかった。最後はヘンデル。高校生のころから、ハンス=マルティン・リンデの律儀な演奏を愛してきたけど、花岡さんのなんだかむにゃむにゃむにゃっとフレーズを丸めこんでしまう演奏もいい。ドイツ生まれのヘンデルが英語しゃべっていても思わず喉がコロッとなっちゃうような、いなたい訛りがそこかしこに聴けて、なかなかおつでした。つのださんのソロの《涙のパヴァーヌ》も、ひさしぶりに聴けてよかった。[genki]
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント