沼野雄司のボストン通信03(2008/08/19)
前回の「通信」が6月12日だったので、あっという間に2か月ちょっとが過ぎてしまいました。ボストンはすでに夏の盛りを終えつつあり、ときにはえらく涼しい風が吹いてきます。夏のハーヴァードはシーズン・オフでひっそりとしているものの、学外では、夏ならではのさまざまなイヴェントがありました。ちょっと遅くなってしまいましたが、7月前半までのあれこれについて書きます。
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前回の「通信」が6月12日だったので、あっという間に2か月ちょっとが過ぎてしまいました。ボストンはすでに夏の盛りを終えつつあり、ときにはえらく涼しい風が吹いてきます。夏のハーヴァードはシーズン・オフでひっそりとしているものの、学外では、夏ならではのさまざまなイヴェントがありました。ちょっと遅くなってしまいましたが、7月前半までのあれこれについて書きます。
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※このエントリは独立したコンサート・レポートですが、そのまえのエントリ(白石和良の「闘う古楽&トラッド乱聴記」029──ビスメロ[2008/08/05])に関連しています。ぜひ、前のエントリをお読みいただいてから、この記事をお楽しみください。[genki]
◆昼から酒場で
2008年8月10日(日)15:30〜 ぐりふぉれ屋(横浜市・能見台)
◎出演:辻康介(歌)
福島久雄(ギター)
◎曲目(筆者の責による聞き書き):
[ステージ1]カンネテッラ、黒い子、4枚のハンカチ、小悪魔ちゃん、帰れソレントへ ほか
[ステージ2]オー・ソレ・ミオ、ボラーレ、少年、石油を掘ろう、ソスピーロ、昨日のしみ、人買船、ゴリツィア、ゴリアルドのアヴェ・マリア ほか
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◆Vis Melodica@横浜裏町
2008年8月5日(火)20:00〜 ルタン(Le Temps Perdu)(横浜市・野毛町)
◎出演:ビス・メロディカ(Vis Melodica):
辻康介(歌)
近藤治夫(バグパイプ、ハーディ・ガーディ他)
福島久雄(ギター)
鈴木広志(サックス)
立岩潤三(パーカッション)
◎曲目(筆者の責による聞き書き):
[ステージ1]アルカシム、十五夜お月さん、少年、カーサ・ドール、もてもてサラセン人 ほか
[ステージ2]人買船、ママの口紅、石油を掘ろう、カーサ・ロサーダ、ベラ・チャオ ほか
[ステージ3]ゴリツィア、花の色は、空飛ぶ絨毯、きれいなねえちゃんよ、ゴリアルドのアヴェ・マリア
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私は仕事で月に一度、秋田県の角館にいく。そんなことがもう20年以上も続いている。そこは山あいの静かな、旧佐竹藩の城下町だ。行き初めの頃はそれほど思わなかったのだが、最近になって角館は本当にいい町だと感ずるようになった(註1)。
東京駅から東北新幹線「こまち」号に乗れば2時間半で盛岡。そこから「こまち」は秋田新幹線となって田沢湖線を走る。40分ちょっとで角館に着いてしまうのだが、沿線の風景は四季折々の変化に富み、楽しいものだ。盛岡と角館の間は、仙岩峠というかつては難所とされた山越えがある。列車は多くのトンネルを抜けつつ、谷底の渓流ぞいを走る。車窓はどちら側を見ても急斜面が立ち上がり、空は尾根の間に見えるだけなのだが、山の眺めには飽きることがない。
春は残雪の山肌に芽吹く木々の柔らかな印象、夏には広葉樹、針葉樹の混淆した、西日本には見られないような淡い爽やかな緑の山肌、秋は見事な紅葉のカーテン、冬こそ最も美しい一面純白の世界だが、ときおりカモシカなどの足跡を見かけることがある。
峠を越えること、それは異界へ入るようなイメージとして昔からよく描かれてきたが、たしかに山あいを抜けて、線路が田畑に囲まれた平地に出ると少しだけ別世界に来た気持ちになる。
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