[日誌]八橋校了/伊澤修二/バートルビー
『八橋検校 十三の謎』がようやく校了! 写真は色校正をてきとうな別の本に巻いてみたところ。本ちゃんはこれにマットpp(つや消しのコーティング)がかかります。装丁は村山守さん。アルテスとしては初の上製本。7月5日発売予定。できあがりが楽しみ♡
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『八橋検校 十三の謎』がようやく校了! 写真は色校正をてきとうな別の本に巻いてみたところ。本ちゃんはこれにマットpp(つや消しのコーティング)がかかります。装丁は村山守さん。アルテスとしては初の上製本。7月5日発売予定。できあがりが楽しみ♡
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アルテスパブリッシングの第5弾となる『片山杜秀の本2 音盤博物誌』がようやく校了! そして同時に『片山杜秀の本1 音盤考現学』も帯の装いも新たに、めでたく重版。というわけで、ツーショットをご披露。左の『音盤博物誌』はまだ中身は真っ白。本の厚みを確認するためにつくる、なにも印刷していない紙を製本したサンプル(「束見本」という)に、カヴァーや帯を巻いているだけ。本物の見本があがってくるのは5/14ごろの予定。楽しみ。
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◎3/29(土)
夕方から溜池山王へ。海老澤敏先生の平成19年度文化功労者顕彰記念パーティ(ホテルオークラ)。
こんなに広い宴会場に入ったのははじめて。出席者は200人は超えていたと思う。あっちにも、こっちにもよく見かけるお顔が。海老澤先生にご挨拶しようと思っても、先生が会場に降りてこられるとすぐに「ご挨拶」の長蛇の列ができてしまうのであきらめて、ほかの方々とお話をする。音楽の演奏もあった。林美智子さんのケルビーノがとてもよかった。
湯浅譲二さんがいらっしゃったので、先日の個展が素晴らしかったというと、「作品を作った当時は理解してもらえなかったが、いまの若い人たちの感性でほんとうによくとらえてもらえた」と喜んでおられた。まさに「時代が追いついた」ということか。
海老澤先生からの「お土産」は、最新刊『モーツァルトの廻廊』(春秋社)とCD『小川京子/二つのモーツァルト』(日本モーツァルト研究所)。前者はながらく音楽之友社から出ていた「私のモーツァルト・クロニクル」シリーズの最新刊。2006年=モーツァルト生誕250年の狂騒を、そのただなかで静かに見つめた海老澤先生の視座を、春秋社の高梨さん、黒田さんがたしかなかたちにしている。「廻廊」というタイトルがいい。後者はやはりモーツァルト生誕250年の祝年に日本モーツァルト研究所がおこなったシリーズ演奏会のなかから、奥様の小川京子さんがピアノを弾いた2曲──ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K482(前田二生指揮新東京室内オーケストラ)とクレメンティが編曲した交響曲第40番ト短調K550の室内楽版(神田寛明[fl]、堀正文[vn]、藤森亮一[vc])──を収録。どちらの演奏会もじっさいに聴いているが、後者については格別な印象をもっているので、もういちど聴けてうれしい(その日の感想は以前のエントリで書いたので、そちらを参照)。
海老澤先生とパーティの最後にようやくご挨拶。「なにか横文字の出版社をつくられて、ご活躍とか……」──独特のやわらかなユーモアは健在。1冊、作りかけで止まっている本があって、気になっている。なんとかしたいものだ。
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アルテスは3月が年度末なので、これからはじめての決算。とはいっても、会計・税務はアウトソーシングしているので、楽させてもらってますが。しかし、もうすぐ設立1周年。長かったような短かったような。出版開始から半年で3冊出せたのは、まあがんばったといえるのではないかと。
これからは量産体制に入る予定なんだけど、体力が追いつくか、少し心配。でも、隊長もぼくも、「明日できることは今日やらない」タイプなので、無理はせず、やっぱりまったりとやってくことになるとは思うけど。
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片山杜秀さんが『週刊文春』3/27号で吉田秀和さんの『永遠の故郷──夜』(集英社)を書評している。片山さんは書評家としても手だれであることは、『レコード芸術』で最近まで続いていた長寿連載「この本を読め!」などで周知のことであろうが、この吉田さんの本にたいしては、これまでのキャリアで身につけた手練手管をすべて捨て去って、虚心で対象と向かい合おうとしているかのようだ。少年が古典と出会ったときのような初々しい感動と、ひとことで本質を言いあてる書評家としての天分とがないまぜになり、ちょっとびっくりするくらい素晴らしい評となっている。
『レコード芸術』誌上で吉田さんが片山さんの『音盤考現学』を文字どおり「激賞」してから、ちょうど1カ月。このタイミングで片山さんに吉田さんの本の書評を依頼したのは、まぎれもなく『週刊文春』編集部の快挙であるが、片山さんとしては、ひとことでは説明できない複雑な心情があったのではないだろうか。ひとつ間違えば、書評でなく「返礼」として読まれる可能性もあるからである。
そこをぐっと踏みとどまって、書評としての原点に回帰することで、片山さんはそのむずかしいミッションにこたえている。原点とは、もちろん「著者を紹介し、作物を紹介し、その価値と読むものにとっての意味を明らかにする」ということである。吉田秀和という人物を周知のひととして紹介するのは簡単だし、その差別化の装置によって、好ましい読者だけを選別するのはだれしもがとる戦略であるが、片山さんはそうした業界的なジャルゴンをていねいにより分けて排除して、これまで縁のなかった読者にも敷居を低くしながら、業界のだれも到達できないような作品の深部にわけいって、だれにも平等に、さりげなく簡潔に示してくれる。
理想的な書評とは、こういう文章のことをいうのだろう。
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ジュンク堂池袋本店で片山杜秀さん、岩野裕一さんのトークセッション。朝から雨で心配したけど、ふたを開けてみれば文字どおりの満席。
どんな様子だったかはアルテスのブログに書いたのでそちらを参照。それにしても、すごいトークだった。内容については、後日なんらかのかたちで公開する予定なので、乞うご期待。
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ずいぶんと長いことご無沙汰しました。その間にわがアルテスパブリッシングはウェブサイトがオープン! 連動してブログも始めたため、ついついこちらがお留守になっておりました。ぺこぺこ。
というわけで、アルテスのウェブサイトはこちらです。
9/29店頭発売予定の第1弾、内田樹さんの『村上春樹にご用心』は現在、注文殺到中!(いや、おおげさでなく) 乞う、ご期待。
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◇若尾 裕[著]
四六判・上製/184頁/装丁:奥山和典
定価1,890円(本体1,800円+税)/ISBN4-276-12269-4
2006年10月 音楽之友社刊
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