2008/10/28

演奏会のお知らせ|G. カルミニョーラとヴェニス・バロック・オーケストラ

 多忙につき、ここのところ更新が止まっておりまして、まだ復活にはほど遠い状況なのですが、コンサートのお知らせをひとつ。

 バロック/モダン両方のヴァイオリンで、じつに幅広いレパートリーを誇るイタリアの巨匠ジュリアーノ・カルミニョーラとヴェニス・バロック・オーケストラが来日します。東京ではトッパンホールで演奏会をおこないますが、兵庫県の川西市にも「オール・ヴィヴァルディ・プロ」!で登場(トッパンホールのほうは、ヴィヴァルディとアルビノーニ、タルティーニを組み合わせたプログラムです)。詳細は以下。

 11月2日(日)午後2時開演 川西市みつなかホール
 入場料(全席指定):一般4,500円
 割引(小・中・高生、障害のある人):3,000円
 (当日各500円増)

 「オール・ヴィヴァルディ・プログラム」

 弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ長調 RV121
 弦楽と通奏低音のためのシンフォニア ロ短調 RV168
 弦楽と通奏低音のための協奏曲 ト長調 RV149
 ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 RV273
 ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 RV375
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV222
 ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 RV191

 ヴァイオリン独奏:ジュリアーノ・カルミニョーラ
 ヴェニス・バロック・オーケストラ

 ◎川西市みつなかホールの演奏会案内→www.city.kawanishi.hyogo.jp/zaidan/jkjigyo_annai/giuliano.html

 なお、今回カルミニョーラは、ボローニャ貯蓄銀行財団から永久貸与された1732年製ストラディヴァーリ「バイヨン」に、楽器ほんらいの音色を得るために、スティール弦でなくガット弦を張り演奏するとのこと。ヴィヴァルディの協奏曲をこんなに集中的に聴く機会もあまりありませんよね。関西方面の方々、どうぞお見逃しなく![genki]

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2008/05/15

沼野雄司の「ボストン通信」、始まります!

沼野雄司さんがボストンに旅立ってから、はや2カ月。どうしてるかな、と思っていたら、うれしい便りが。ハーヴァード大学での研究の実際や、ボストンでの生活など、さまざまな話題を当ブログに連載していただくことになりました。

というわけで、新連載「沼野雄司の『ボストン通信』」、明日から始まります。ご期待ください。[genki]

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2008/05/03

新連載「音楽非武装地帯」が始まります!

ひさびさの新連載開始!の告知をさせていただきます。

盛岡を拠点に、医療関係の仕事に従事しながら、国内外でサクソフォン、ギターなどの即興演奏をおこない、現在はプロデュース、批評などに活動の場を移されているONNYKこと金野吉晃さんによる新連載が始まります。

連載タイトルは「音楽非武装地帯」。このことばが惹起するさまざまなイメージ同様、ジャンルにとらわれず、幅広い話題を扱っていただく予定です。これまでに一部のひとの目にしかふれていない文章の再録もしていただくつもり。

第1回は来週頭にアップする予定です。どうぞご期待ください。[genki]

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2007/04/14

ご報告

 ずいぶんとひさしぶりの更新となりました。ここのところ、身辺が激動しており、そのつど報告することもできずにおりました。ようやく落ち着いてきましたので、とりあえずいまご報告できることを書かせていただきます。今回の記事はそういうわけで、きわめてプライベートな話題となりますが、お許しください。

続きを読む "ご報告"

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2007/01/01

謹賀新年

 ongei :: blogの読者のみなさま、明けましておめでとうございます。

 日々、ご愛読いただき、ありがとうございます。これからも、さらに内容の充実をはかってまいりたいと思いますので、どうぞご支援くださいますよう、お願いいたします。

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 当ブログが誕生したのは、約1年と2カ月前、2005年11月11日のことです。最初の記事として投稿した「創刊の辞」から、もういちどわたくし自身、「初心」を確認するという意味もふくめ、引用させていただきます:

このページのタイトルには、[略]『音楽芸術』(略称「音芸」)の精神を引き継ぎ発展させて、「同時代の音楽」を多くの方々と考えるフォーラムに育てたい、という編集人のおもいがこめられています。

 「『同時代の音楽』を多くの方々と考えるフォーラム」というのが実現しているのかどうか、確認するすべはありませんが、アクセス数などから更新を楽しみにしてくださっている方々が増えていることは実感しています。ライターも(わたしを含めて)8名に増え、ブログという個人メディアのスタイルをとりながらも、ある種パブリックな空間を作ることができているのかな、と感じはじめています。

 本年は、今年得たものを糧としながらも、さらにひとつのメディアが生みだす「文化」というものを見すえて、より開かれた「フォーラム」を実現すべく、さまざまな試みをおこなっていきたいと思っています。

 これからもひきつづき、どうぞよろしくお願いいたします。[genki]

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2006/12/20

小鍛冶邦隆さんのコーナーが始まりました!

 すでにお気づきと思いますが、作曲家で東京現代音楽アンサンブルCOmeTディレクター・指揮者の小鍛冶邦隆さんのコーナーが始まっています。

 まとめてお読みになりたいときは、以下のURLをブックマークしておくと便利です。

 http://bloomingsound.air-nifty.com/ongei/kokaji/index.html

 これからの展開をお楽しみに![genki]

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◎2006/12/25追記
 連載タイトルが決まりました。「小鍛冶邦隆の『Carte blanche』」です。「Carte blanche(カルト・ブランシュ)」という言葉は、フランスでときどき使われる言い回しで、署名入り白紙に自由に書き込むというところから、主催者から一任された制作者のコンセプトで自由に組まれるプログラムなどの意味もあるそうです。


▼小鍛冶邦隆のCD(by Amazon.co.jp)

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2006/12/03

日本音楽学会全国大会「武満パネル」の要旨

 今年の日本音楽学会全国大会におけるパネル・ディスカッション「武満徹と日本の作曲」の要旨が、以下にアップされています。

 http://www.design.kyushu-u.ac.jp/~sn/msjq2006/takemitsu.html

 中村滋延氏の「(同時代の作曲家のなかで)なぜ武満が群を抜いて高い評価を得るに至っ たか、あるいはその評価は正当か」という問題設定、小鍛冶邦隆氏の「武満の音楽の特徴は、彼が受けた西洋音楽の教育の不全に起因するものではないのか」という指摘、長木誠司氏の「武満徹論は氾濫しているが、武満徹研究はまだなされていない」という指摘、佐野光司氏による武満の自筆譜の管理にかんする現実的な問題提起など、興味深い議論がなされています。[genki]

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2006/11/05

片山杜秀さんが京都大学より人文科学研究協会賞を受賞

 当blogで「片山杜秀的日常」を執筆していただいている評論家・片山杜秀さんが、去る11/2(木)、京都大学人文科学研究所より、「平成18年度人文科学研究協会賞」を受賞されました。受賞理由は「戦前日本の作曲界の研究」。おめでとうございます!

 当日および翌日の片山さんの「日常」を、さっそく寄せていただいていますので、11/6(月)、11/7(火)と2日連続でアップさせていただきます。お楽しみに![genki]

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2006/10/15

谷口昭弘さんの新連載、始まります!

 ここのところ少しご無沙汰していますが、当blogの討論シリーズ「onblo talk series」でご活躍の谷口昭弘さん(音と音楽を考えるページ)が、当方の熱望にこたえて、新連載を投稿してくださることとなりました。

 題して、「谷口昭弘のアメクラ・セミクラ」。本来のご専門であるアメリカのクラシック音楽、そして最近わたしが引きずりこんだ感もなきにしもあらず(?)の「セミ・クラシック」──これらのジャンルを中心に、自由に投稿していただこうと思っています。

 セミ・クラシックって、クラシックのメインストリームからはなんとなく見下されている感もありますが、なかなかに奥が深い世界だと思います。あたれる文献、聴ける音源はしらみつぶしに渉猟してことにあたる谷口さんの研究が、逆にメインストリームの音楽の意味を照らすことにもなるんではないか、ととても期待しております。

 そういえば、こちらもわたしの安易な発案から始まった(?)谷口さんの「ディズニー・ミュージック研究」も、そろそろ日の目を見そうだとのことで……。そのおりには、当blogをあげて、大々的に宣伝させていただきますので、乞ご期待![genki]

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2006/09/12

「武満徹POP SONGS」のお知らせ

 来る12/3(日)、「武満徹POP SONGS」と題して、武満の《うた》20曲+シャンソン《聞かせてよ愛の言葉を》を演奏するコンサートがおこなわれます。詳細は以下のとおり:

 日時:2006年12月3日(日)16:30開演
 場所:代官山ヒルサイドプラザホール
 演奏:う   た 太田真紀 
    ピアノ即興 川島素晴
 映像:今井歴矢
 曲目:武満徹のPOPS全曲+シャンソン「聞かせてよ愛の言葉を」
 チケット取扱:CNプレイガイド0570-08-9999
 お問い合わせ:info@enfant-jp.com
 入場料:3,500円 当日4,000円

 enfant projectの上田さんから情報をいただきました。ありがとうございます。[genki]

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